昨今の世の中は「貯蓄から投資へ」という言葉を聞くことが増えてきていると思います。投資の知識がない人にとっては「投資と言われても・・・」と困ると思います。
老後2000万円問題で「老後のお金」についての意識は高くなった人が多いと思いますが、僕もその中の一人です。
そこから、僕はお金の勉強をするようになりました。そして一つの結論に行きつきました。
「老後のお金は投資信託で用意する」というものです。
今回の記事では「投資信託について」メリット・デメリットなどを紹介していきます。
「投資信託はやめておけ」と言われても大丈夫【メリットとデメリット】
老後のお金は投資信託で用意できる
「投資」と聞くとおそらく多くの人が「株」をイメージすると思います。
他には、FXなどでしょうか
「株」「FX」と聞くと・・・
・大金が必要
・大損する
というようなイメージを持つ方が多いと思います。
僕もそうでしが。そこから僕が「お金の勉強」をして知ったのが「投資信託」でした
投資信託を積立投資
これです。毎月同じ金額を積立投資をすることにより【ドルコスト平均法】になります。

投資信託って何?


出典:一般社団法人 投資信託協会HPより引用
投資信託(ファンド)が投資家からお金を集めて様々な投資対象に投資していき資産を増やそうとする
運用は専門家がしてくれる。少額から出来るので、初めに設定していれば、後はほったらかしである程度の成果を狙えます。
投資信託のメリット
・少額から出来る
・面倒な運用はプロがしてくれる
・負けにくく出来る(※勝ちにくくもできるので要注意)
少額から出来る
投資信託は今の時代はなんと100円から出来ます。
「株」と聞いて何百万円も必要というイメージがあると思いますが、投資信託は100円からできます。
「100円なんてする意味ないじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その100円の投資すらしない人が日本人には非常に多いのです。
少額から出来る=誰でも始められる
ということで投資信託のメリットと言えます。
どんな投資信託を選ぶかにもよりますが「投資信託の平均の利回り(利息)」は5%程度と言われています。※目安として考えてください
銀行預金と比べるとその差は歴然ですよね。「100円投資して何になるんだ」と言わずに「もし銀行預金が5%で増えたら」と考えてください。100円でも多く銀行に預けようと思いませんか?
投資信託は毎年5%ずつ銀行預金のように利回りが出るものではありません。
増えたり減ったり波をうちながら平均すると5%になるという意味です。
投資を始めている人と、始めていない人の差は大きいものです。
面倒な運用はプロがしてくれる
「株」と聞いて思い浮かぶことで
何台もあるパソコン画面の前に一日中座っていろいろなグラフを見ていないといけない。
というのがあると思います。
投資信託の場合はそれは全く必要ありません。
どの投資信託にするかを選んで、毎月の金額を決めて、口座から引き落とし設定をすれば
あとは何もすることはありません。
投資したお金の運用はプロがしてくれます。
そしてよっぽどひどい投資信託でなければ、そのプロは信用して問題ありません。
最初に設定をすれば、あとは知らない間に「投資」を行えているということです。
負けにくく出来る
これには条件があります。
・全世界に投資する
・株、債券、REITの全てに分散して投資をする
・長期間、積立投資をする
というものです。後でデメリットでも紹介しますが「投資信託」は短期間で大きな金額を得る投資方法ではありません。
「長期・積立・分散」この三つが負けにくくする必須条件になります。
分散・・・投資する地域、対象、期間を分散させるという意味です。
株だけに絞ってみても過去のデータから20年以上「積立投資」をしていた場合、負けないというデータが出ています。


出典:金融庁『つみたてNISA早わかりガイドブック』より引用
過去そうだったからと言って未来もそうだ。とは言い切れないですが、非常に心強いデータです。
投資信託のデメリット
・元本保証ではない
・やることが無い
・短期間で大きく勝てない
元本保証ではない
メリットのところで少し触れていますが、投資信託は負けにくくすることが出来ます。
しかし、そうはいっても「元本が保証されている」ものは一つもありません。
「元本保証ではない」というリスクを負う必要があります。
それなら、嫌だ。と考える人が多いと思いますが少し待ってください。
銀行預金だと元本は保証されています。
しかし、世の中のモノの値段は長い目でみると少しずつ上がってきています。
給料が同じくらい上がっていれば良いのですが、保険料の増額などもあり実質手取りが下がっている人が多いと思います。
そんな世の中、利息0・001%の銀行預金に預けるだけではそれこそリスクを負っているということになります。
銀行預金には生活防衛資金ぐらいの金額を預けておいて、積極的に投資をしていきましょう。そこで正しい投資信託に投資をし続けることで、非常に「負けにくい状態」で5%程度の利回りを期待できます。
やることが無い
メリットの所で運用はプロがしてくれると説明しました。
最初の設定だけすると後は何もすることがありません。
厳密に言えば、リバランスをした方が良いのですが、それも一年に一回で十分ですし時間はかかりません。
これは意外と退屈です。「老後のお金を作るぞ!」と意気込む人ほど何もすることが無い状態に拍子抜けするかもしれません。
何もすることがないということは自分の趣味などに時間を使えるということです。
趣味を存分に楽しみつつ生活をしながら、さらに老後のお金の準備も出来ているという事ですので前向きに捉えましょう。
短期間で大きくは勝てない
投資信託はギャンブルではありません。競馬のように万馬券をあてて一気に大金持ちになる。なんてことはありません。
なぜなら、利回り5%だからです。
1万円で利回り5%は500円です。
無理のない金額で毎月積み立てをしてコツコツ元本を積み上げて5%程度の利息をもらう
というイメージですので「来月までに100万円プラスにする!!」という方は別の投資をした方が良いです。ただし、その投資はたいがい負けやすいものであると言えます。
短期間で大金を得ようとする方には「投資信託」は向いていません
「投資信託は負ける」と聞いたことがある方へ
僕はなかったのですが、どうやら「投資信託は負ける」という風に言っている人がいるようです。
こういうのを鵜呑みにしてはいけません。
途中で「20年以上積立投資をすればデータ上負けない」とあります。ではなぜ「負ける」という人がいるのか
それは「負ける」タイミングで売っているからです。
今回のテーマは「老後のお金」を作る方法です。
投資信託はプラスになったりマイナスになったりしながら将来的に5%程度の利息をもらうというものです。長い目で見ると「負けている期間」は出てきます。負けている期間はドルコスト平均法の観点からすると「将来の大きな利益のために必要な期間」と言えます。
もし周りで「投資信託は負けるからやめておけ」という人がいたら、心の中で「負けている時に売ったからだ」「長く積み立てをしていれば勝てる」と思っていてください。
この記事を書いているのは2020年3月中旬ですが、今は世界的に株・債券・REITすべての値段が下がっていて、元本割れをしています。
それでも売らずに淡々と積み立てを続ける事が「将来の大きな勝ち」につながります。
僕も元本割れをしている状態で積み立てをしている。そんな時にこの記事を書いています。
まとめ
・少額から出来る
・面倒な運用はプロがしてくれる
・負けにくく出来る(※勝ちにくくもできるので要注意)
・元本保証ではない
・やることが無い
・短期間で大きく勝てない
今は、多くの人が投資信託に積み立てをして将来のお金を用意している時代になっています。
投資信託のメリット・デメリットを紹介してきました。投資信託は負けるという評判を聞いたことがあるかもしれませんが、負けにくく出来ます。そして誰でも「勝てる」方法の第一歩ですので投資信託で「長期・積立・分散」投資をして老後のお金の準備を始めましょう。