生活防衛資金はいくら必要か
結論:生活費の3か月分
給料などの収入ではなく「生活費」の3カ月分で十分だと思います。
生活防衛資金のことでネットで調べると「生活費の3カ月分」から「生活費2年分」まで幅広い意見が書かれています。
仮に今から収入が全くなくなったとしてある程度の時期を生活していけるお金の事
生活防衛資金が3か月分で良い理由
①失業保険があるから
世間的には不景気ですから、いつリストラされるか分かりません。
とはいっても、失業保険があるので何百万円も用意する必要もないわけです。
失業保険は受給資格などいろいろとありますが、3カ月以上は受給期間として設けられています。
②積立NISAや投資信託のお金がある場合、数日あれば引き出せる
これは投資に回しているお金がある場合です。
※iDeCoは60歳まで引き出すことは出来ません。※
「NISA」や「積立NISA」の本来の利点を生かすという観点からは外れてしまいますが、現金を用意するということは可能です。
以上の2点から、生活防衛資金は3カ月分あれば良いと思っています。
不安に思う方はそれ以上用意しておいた方が心の余裕にもなりますので良いと思いますが、個人的には100万円もあれば充分なのではないかとおもいます。
生活防衛資金はなぜ必要なのか
「心の余裕を保つため」
これが大事です。
日々の生活で、お金の不安が付きまとっていると余裕のある生活なんて到底無理です。
友達と食事をしている時でも心のどこかに「来週にはクレジットカードの引き落としだな・・・」とお金の不安が頭にあると楽しむことは出来ませんよね。
「積み立て投資」をしている人の場合。
日々の株価の動きなどで自分が持っている投資信託の値段は変わります。
毎日少しずつ上がって行けばそれは安心なのですが、そんなことはありません。実際この記事を書いている2020年2月26日は二日連続で株価(特に外国の株式)が大きく値を下げたとニュースで話題になっています。
そうなると投資信託で株に連動するものは値段が下がります。
と思ってしまうかもしれません。
そんな時に、生活防衛資金が1円もない場合だとその時の「焦り」はすごいものですよね。
基本的に「積立投資」は息をするように淡々と長期で継続するものですので、日々の値段の変化に心が動いている様ではいけません。
生活防衛資金を用意していると少々値段が下がったところで生活の不安は無い
こういう余裕が最終的には未来の大きな利益になって帰ってくるのです。
・日々の生活の心の余裕が持てる
・積立投資で投資信託の値段が下がっても気にしない余裕が持てる
まとめ
「生活防衛資金は生活費の3か月分」で十分
もちろん、絶対に3か月分にしろ!とは言いません。
これを読んで皆さんが「半年分くらいは必要だ」「100万円はあったほうが良いな」と考えるのであればそれで良いと思います。
個人的には100万円あれば十分だと思いますし200万円まではさすがに必要ないのでは?と思います。
これからこのブログで「資産運用」について色々と書いていく準備をしています。
「貯蓄から投資へ」という言葉を少しずつ聞くようになってきています。投資はもちろんした方が良いです。しかし、今あるお金全てを投資に回すというのは違います。
投資を始める前に生活防衛資金を用意しましょう
今回の記事を参考に自分なりの生活防衛資金の金額を決めていただければと思います。
