小説紹介『サイレント・トーキョー』 著:秦建日子
この小説は、一回の夜勤中でほぼ全てを読み切りました。
読みやすいのもありますが次が気になりページをめくる手が止まりませんでした。
内容
舞台は東京。
クリスマスで賑わう大型ショッピングモールのベンチに座っていた「山口アイコ」
その彼女の前に「爆弾を仕掛けた犯人」がいつの間にか立ってこう語りかけた
「実はね、このベンチの下に爆弾があるんですよ」
爆弾の仕組みは、一度30キロ以上の負荷がかかると爆発待機状態になる。
そこから負荷が30キロ以下になると爆発する。というもの
日本の首都、東京でクリスマスで賑わうショッピングモールで起きた爆弾テロ事件。
犯人の要求は「日本の首相との生放送テレビ対談」
しかし、政府はこれを拒否。
すると犯人の声明通り別の場所で再び無差別爆破テロが起こる・・・
引き込まれるプロローグ
この本はプロローグから始まります。
僕はこのプロローグを読んで一気に引き込まれました。それだけ素晴らしかったです。プロローグが良かったことはこのブログで忘れずに書こうとメモをとったくらいです。
この本全体を通して「次が気になる」ような展開で章が切り替わったりします。
また、途中で黒地に白字のページがたまに出てきます。
それもアクセントになり読者を作品の世界にとどまらせることになっていると思います。
本屋さんで立ち読みをしてプロローグだけでも読んで判断してほしいと思います。
プロローグを読んで引き込まれたという人は僕と何かで気が合いそうな予感がします。
2020年冬 映画化決定
この本はすでに映画化が決定しています。
本を読みながら「この本は映画に向いているな」と感じました。
もちろん小説でも充分面白いのですが、映像の方がより面白くハラハラドキドキ出来るのではないかと思います。
2020年冬ということで、まだまだ先なので忘れないようにしたいと思います。

まとめ
途中で書きましたが、1回の夜勤でほとんど読み切りました。
「読みやすさ」と「続きが気になりページをめくる手が止まらない」が合わさった結果だと思います。
個人的に100点満点のプロローグだったので、プロローグだけでも少し読んでほしいと思いました。プロローグだけなら5ページ半です。立ち読みに最適ですよね?
また、2020年冬に映画化が決定しています。映画の方がより楽しいのではないか?そう思える内容となっています。