ミステリー界最後のトリックに挑戦した「最後のトリック」を紹介します。
この本のウリ
「読者が犯人」
これです。こんなことが可能なのか??
と興味を示す読者が多いと予想できます。
この本の帯には「殺人犯の気分を味わってみませんか?」
とあります。
旅行先(大阪)のバスターミナル近くの本屋さんに時間を潰すためにフラッと入った時に見つけ即購入を決めました。
あらすじ
「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイデアを2億円で買ってほしい。
こんな手紙が絶賛スランプ中の作家のもとへ届く・・・
という所から始まります。
読者と同じくこの作家も「本当にそんなことが可能なのか?」と疑問に思い周りの人へ相談をしたりする。
手紙の差出人「香坂誠一」なる人物は「命と引き換えにしても惜しくない」ほどのものだと切々と訴えてくる。
スランプの自分にとっては、願ってもないチャンスでもあり何にもまして興味もある・・・
様々な葛藤が繰り広げられる。
この本を読み終えた読者は「自分が犯人だ」と間違いなく思うはず
読み終えてどう思った
「自分が犯人だ」と確かに思いました。
正直、途中少ししんどかった部分もあります。しかし、読み終えたときは「自分が犯人だ」と間違いなく思います。
この本は自分の中のクラス分けでは
「一軍」=本棚行きでした。
友人に貸したこともあります。
友人の感想は「確かに自分が犯人だけど、思っていたようなものとは違った」と話ていました。なんか、もっとしっかりと人を殺せると思ったとよく考えると怖いことを話しておりました。(そう思う気持ちは分かります)
そうなんです、このトリック。「確かに自分が犯人だけど・・・」
と思う人が少なくないと思います。
レビューや読書アプリを見ても賛否両論という感じです。
そもそも本なんてのは人によって感想が違って当たり前なんですが、特に賛否が分かれる一冊だと言えると思います。

まとめ
すでに何度か書いていますが「賛否の分かれる一冊」です。
ミステリー小説が好きな方はその本のトリックについて自分なりの見解があるので自然とそうなるとは思います。
しかし、読者が犯人という点については否定できないトリックだと思います。
ぜひ読んでみてほしいと思います。
「殺人犯の気分」味わえますよ
野球好きの人には間違いなく「楽しく読める作品」です


