今回のオリックスバファローズ、選手紹介は【吉田正尚】選手です。※以下、敬称略
吉田正尚選手の打席に入るまでのルーティーンを現地で撮影しています。
※僕のYouTubeチャンネルから引用しています※
オリックスファンになりたての方に向けて書いていますが、オリックスファン歴が長いぜという方にも「意外な発見」があったら良いなという想いも持って記事を作りました。




オリックス 選手紹介 吉田正尚 【応援歌はプロ野球史上に残る超大作】
生年月日:1993年7月15日
出身地:福井県福井市
身長・体重: 173cm 83kg
投球・打席:右投左打
ポジション:外野手
2015年ドラフト1位でオリックスバファローズ入団。
出典元:Youtube パーソルパ・リーグTV公式 豪快弾でも空振りでも… 吉田正はスイングで魅せる男《THE FEATURE PLAYER》まとめ より引用
プロ入り前
吉田正尚選手がプロ野球に入るまでを振り返ります。



6歳から野球を始める
6歳から野球を始めました。
福井市足羽中学校に在学中はボーイズリーグの鯖江ボーイズに所属。
本人曰く「遠くへ飛ばしたい」という意識が強い子供時代だったとのこと。
ちなみに、毎年オリックスバファローズはイベントとして「メガネの町鯖江」をしています。
試合前の表彰は必ず吉田正尚がやっていたと記憶しています。
敦賀気比高校入学 華々しいスタート
1年の夏から4番打者を務め夏の甲子園に出場しています。
1年生の4番打者とは素質の高さがうかがえます。
帝京高校との初戦で1安打を放ちますがチームは負けました。
その後の秋の福井県大会を優勝し、北信越大会準優勝を経て2年春の選抜甲子園にも出場します。
奈良の天理高校を相手に3安打の活躍でチームの勝利に貢献しました。
勝ち進んでいき、準々決勝で後にチームメイトとなる山崎福也を擁する日大三高校に3打数ノーヒットに抑えられチームは敗退しました。
2年の夏以降は甲子園出場は叶いませんでした。
最初の2期の甲子園に出場し活躍したので、このまま2年夏以降も出場していたらどれだけ有名になったのだろうと今になって思えます。
※大卒で入団しますが、ハズレ1位候補と報道されていました※
高校の2学年先輩にこれも後にチームメイトとなる山田修義
同じく1年下にはカープに入団することとなる西川龍馬選手がいました。
青山学院時代
大学進学後も1年の春季リーグ戦から4番打者として活躍
打率.311 1本塁打 7打点を記録し指名打者でベストナインに選ばれています。
秋季リーグからは2学年先輩の今のチームメイトである杉本裕太郎(ラオウ)が4番打者で、吉田正尚は3番打者でした。
この秋季リーグでも指名打者でベストナインに選ばれました。
2年の春季リーグから外野手へ転向しています。
外野手になってもベストナインに選出されています。
3年秋季リーグでもベストナインに選出されますが、チームは2部に降格しました。
杉本裕太郎(ラオウ)との連続本塁打は3回達成しています。
・・・なんでチームは2部に降格したのか不思議でならない。
4年時に二部リーグでも大活躍(打率.400 5本塁打)しますが、チームは昇格しませんでした。
72試合 打率.277(278打数77安打) 9本塁打 38打点 12盗塁
12盗塁というのに驚きました。足は遅くはないですが、これだけ走るんですね。
チームに貢献していたのになんで二部リーグのままなのか・・・
※大学野球については詳しくありませんのでご了承ください※
2015年のドラフトで単独1巡目指名でオリックスバファローズに入団します。
後に吉田正尚はこう語っています。
「2部の自分が1巡目指名されるとは思ってなかった」
さらに
「糸井・T-岡田・後藤駿太、と左の素晴らしい外野手がたくさんいる」という理由からオリックスからの1位指名は想像していなかったとも話しています。
後藤駿太が入っているところ、個人的には嬉しい。それと、オリックスに左の素晴らしい外野手が3人いることを知っていることに好感を持ってしまう。






プロ入り後
ここからは吉田正尚のプロ1年目(2016年)から振り返ります。



一軍で見てみたい・・・からの開幕スタメン奪取
吉田正尚のプロ入り1・2年目はケガとの闘いになります。
新人合同自主トレ2日目に左ふくらはぎの故障で春季キャンプは二軍スタートでした。
2月6日に一軍へ昇格。
フリー打撃をキャンプ中継で見ました。張り切っているのがよくわかるスイングを見せていました。
しかし、バッティングゲージ(ネット)にスイング後のバットが当たるというアクシデントがありました。
それが原因かどうかは定かではないのですが、右脇腹の違和感を訴えたためすぐに2軍に戻されました。その後は2軍での調整となりました。
しかし、オープン戦最終カードとなる阪神戦(京セラドーム)
福良監督(当時)が「一回一軍で見てみたい」ということで一軍昇格
3試合すべてでスタメン出場しました。藤川球児投手の真っすぐを打った瞬間分かるホームランを放つなど猛アピール
そのまま開幕スタメンを勝ち取りました。
駿太ファンとしては複雑な気持ちでした・・・
2016年の開幕戦(メットライフドーム)1番指名打者でスタメン出場しました。
中学生の時以来となる1番打者だったそうです。
開幕戦は5打数2安打。なお試合の勝敗については伏せておきます。
※抑え候補の新外国人コーデ〇エが・・・※
開幕戦から6試合連続安打を達成しました。これはドラフト導入後の1966年以降のNPB新人最長タイ記録でした。
スタメン出場が続きましたが、腰椎の椎間板症に見舞われ外野守備につけないほどまで悪化しました。4月24日に出場選手登録を抹消されました。
8月12日に一軍復帰しました。
その後はシーズン終了まで一軍に帯同し、10本塁打を記録しました。
63試合 打率.290 10本塁打 34打点
この年、台湾で行われたアジア・ウインターリーグに出場しますが、無双状態でした。
打率.556 6本塁打 29打点 を18試合で記録して最優秀打者に選ばれました。
2年目は開幕からケガとの長い長い闘い・・・
「公式戦全143試合出場」を目標にしましたが、オープン戦の終盤に腰痛を再発
5月10日にウエスタンリーグで復帰しますが、試合後に再び腰痛が・・・
結局一軍での初出場は7月9日でした。
この年は、首脳陣が「超攻撃型の布陣」を組んだこともあり
1番打者で8試合
2番打者で9試合
に出場しました。
8月16日のソフトバンク戦からはシーズン終了まで3番打者として出場しました。
64試合 打率.311 12本塁打 38打点
いずれも前年を上回る成績でした。
全試合出場を続けた3・4年目
プロ入り2年間はケガとの闘いでしたので、3年目の2018年は故障しないことをテーマに体幹トレーニングなどへ取り組みました。
室伏広治さんとのトレーニングは2017年から今年(2020年)まで継続しています。
この室伏さんのトレーニング指導は2016年オフに吉田正尚が直筆の手紙を書いて実現しています。
⇩野球以外のスポーツを自主トレに取り入れている選手⇩









スイング後も工夫しています。
この年から腰への負担を考慮して、フォロースイング時に左手を離すようにしています。
結果的に2018・2019年は全試合出場を果たしました。
オリックスの中心選手としてだけでなく、侍ジャパンにも召集されるまでになりました。
4年目の2019年は開幕から極度の不振に悩まされましたが、終わってみれば首位打者を争うまでに打率を上げました。
143試合 打率.322 29本塁打 85打点
ベストナイン(2018年から2年連続)
出典元:Youtube 大阪紅牛會_公式 【応援告知】 #34 吉田正尚選手 新応援歌 より引用
人柄
ここからは野球の成績面以外にも目を向けていきます。



守備・走塁も手を抜かない
あまりに打撃が凄すぎて注目されていない守備・走塁について
後藤駿太のような強肩でもないし、小田裕也のような俊足でもない。
ですが、正尚の守備・走塁は「自分の出来ることを抜かりなくやっている」ように見えます。
キャンプ中継で守備練習が映ることがありますが、捕球したあと必ず投げる動作までを実際にしています。
卓越したバッティングで成績を残していますが、それ以外の面でもしっかりと確実に出来ることをしているという所は野球選手だけでなく、すべての人が見習うところだと思います。
NPBよりメジャーリーグ
小中学生時代はメジャーリーグを見ることが多かったそうです。
ブライス・ハーパーを憧れの選手としているのは有名な話です。
背番号34もハーパーが着用しており正尚本人の強い希望で背負っています。
チームメイトからも「ハーパー」と呼ばれているのがDVDなどで映っていますね。
社会貢献活動への関心が高い
ホームラン1本につき10万円を国境なき子どもたちを通じて寄付することを開始しています。
プロ野球選手だけではないですが、こういった活動はもっと報道してほしいと思います。
最近ではダルビッシュ有さんがYoutubeでプロスピをしていますが、それに勝利するたびに1万円を大阪の羽曳野市に寄付しています。
もともと、大阪の羽曳野市に寄付はしているのですが今は野球がないためというのが理由みたいです。
吉田正尚は宇宙人
チーム内でのアンケート投票などで
「天然な人」系のランキングではぶっちぎりの強さを誇っています。
吉田正尚とまともに会話できるのは「根本薫」だけなんていうのも聞いたことがあります。
糸井嘉男選手と自主トレをしていますが、糸井選手も同じようなことを言われています。この二人の会話はどんなものなのか興味がありますね。
また、吉田正尚といえば今は「マッチョマン」と呼ばれています。
吉田正尚本人が考案したというスタジアム動画
出典元:Youtube パーソルパ・リーグTV公式 吉田正尚選手プロデュース応援グッズ「Bs正尚チャンスダンベル」発売! より引用
これもある意味「宇宙人」ということでしょうか?
まとめ
今回はオリックスバファローズの「至宝」吉田正尚選手の紹介記事を書いてきました。
タイトルにもありますが、正尚の応援歌は球界を代表するものと言えます。
難易度が激高でオリックスファンとして有名な
「ますだおかだ」の岡田さんが「この応援歌好きなんやけど、何言うてるかさっぱり分からん」と言っていました。
オリックス応援歌はどれも全て神曲と言えるレベルだと思いますが、NHKの球辞苑で「応援歌」がテーマの時に好きな応援歌4位にランクインしていました。
知名度の低いオリックスの選手の応援歌が4位ということは、実質1位ですね。(無茶苦茶)
入団4年間ですでにオリックスの看板選手になっている正尚。
今後、どのような数字を残すのか楽しみです。
昨年、何名かの解説者の方が仰っていたことがあります。
「これだけのパワーヒッターが三振の数が少ないのは見えにくい事だけど凄いこと」
確かに「吉田正尚=ホームラン」というイメージがありますが、2019年は最後まで首位打者を争っていました。※2年目から打率.310以上※
これだけの打率をコンスタントに残せているということで、タイトルホルダーということはもちろん「三冠王」もあり得ると夢が広がります。
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