今回のオリックスバファローズ、選手紹介は【頓宮裕真】選手です。※以下、敬称略
オリックスファンになりたての方に向けて書いていますが、オリックスファン歴が長いぜという方にも「意外な発見」があったら良いなという想いも持って記事を作りました。




オリックス 頓宮裕真 選手紹介【ずっと捕手で4番という野球人生】
生年月日:1996年11月17日
出身地:岡山県備前市
身長・体重: 181cm 98kg
投球・打席:右投右打
ポジション:捕手
2018年ドラフト2位でオリックスバファローズ入団。
出典元Youtube パーソル・パ・リーグTV公式 【朝まで生激論】今季初HR!! 頓宮の“イントネーション”は… より引用
プロ入り前
頓宮裕真選手がプロ野球選手になるまでを振り返ります。



小学1年から野球を始める
小学1年の時から野球を始めました。この時から捕手をしています。
オリックスファンの中では有名な話ですが、実家が隣同士でオリックスでチームメイトになった山本由伸投手は2学年下で同じチームに所属していました。



山本由伸も当時は捕手だったので、キャッチボールはいつも頓宮―山本コンビだったそうです。
備前中学時代には、瀬戸内マリナーボーイズに所属していました。
岡山理科大学付属高校時代
1年夏からベンチ入りしており、1年秋から「4番キャッチャー」としてレギュラーに抜擢されています。
2年の春の岡山大会で優勝しましたが、頓宮が在学中は甲子園の出場は一度も叶いませんでした。
強肩強打でプロから注目されるほどの大型捕手でしたが、プロ志望届を出さずに亜細亜大学へ進学を選びました。
高校時代にはホームランの飛距離も注目を集めていました。
守備の方は課題を残していたようです。
亜細亜大学時代
1年時の東都大学野球春季リーグから正捕手に抜擢されました。
1年春のリーグでは主に「9番キャッチャー」でした。
打率は良くなかったですが、規定打席に到達しました。
1年秋から2年春にかけては控えとして過ごしました。2年秋から再びスタメンマスクを任されるようになりました。
3年春になってレギュラーを取り戻しました。打率.386の活躍をしました。
この頃からファーストでの出場も増えつつあります。
ですが、全試合4番で3本塁打13打点を積み上げました。捕手としてベストナインに選ばれています。
4年時には主将も務めています。
(現・DeNA)上茶谷からバックスクリーンへのホームランを放つなどしています。
2018年ドラフト2位でオリックスバファローズに入団しました。



スカウトのコメントとしては、やはり打撃面で注目を集めていました。「どの方向にもホームランが打てる」「大学の右打者でナンバーワン」などのコメントが多かったです。
アマチュアの野球人生では「基本的に4番キャッチャー」でしたが、捕手として注目を集めているという感じはコメントからは見受けられませんでした。
実際オリックスに指名された時も「サードへのコンバート」が視野に入っていたため、捕手ではなく内野手として指名されています。
プロ入り後
ここからは頓宮裕真のプロ1年目(2019年)から振り返ります。
サードで開幕スタメンから捕手復帰直訴
オープン戦17試合の出場で規定打席へ到達しました。16試合でサードを守り、2本塁打をマークしました。
日本ハムとの開幕戦で「5番サード」としてスタメン出場しました。
オリックスの新人野手が開幕からクリーンナップを務めたのは、阪急時代の1957年の中田昌宏さん以来の62年振りでした。
プロ入り初打席で地面スレスレのボールをライト前へ運び初安打・初打点を記録しました。
4月18日のほっともっと神戸の日ハム戦で初本塁打を打ちました。
2本塁打を打っていましたが、5月1日に二軍落ちしています。
その後は1軍・2軍を行き来することになりました。
フレッシュオールスターに出場予定でしたが、6月28日の西武戦で二塁打を打った走塁中に右足の疲労骨折をし、シーズン終了までの離脱となりました。
このころにはサードでの守備でのエラーが目立つようになりました。
そのことが打撃へ悪影響を及ぼしていました。
この時期に捕手への復帰をゼネラルマネージャーの福良淳一さんへ直訴しました。
シーズン終了後には捕手として実戦に復帰しました。
2年目は捕手として猛アピール
キャンプ・オープン戦から捕手として出場機会を与えられました。
持ち味である打撃でのアピールもあり開幕一軍もあり得るところまで来ていました。
開幕延期が関係していたかは定かではありませんが、2020年7月7日時点で一軍登録されることなく二軍で出場を続けています。
二軍では打撃でのアピールはもちろん、捕手としてのアピールもしているように感じています。ですが、自打球による故障でしばらく戦線離脱することになりました。
オリックスの正捕手である若月が2020年は打撃でも結果を残していますので道のりは険しいですが、第2捕手のポジションが少し薄いのでチャンスは大いにあります。
京セラドームで山本由伸と「実家がお隣さんバッテリー」を組んでほしいですね。
練習試合かオープン戦では一度実現しています。



人柄
ここからは野球の成績面以外にも目を向けていきます。
パンチパーマで入寮
2018年ドラフト指名されて翌年の入寮の時に「パンチパーマ」を公言しました。
実際に入寮時にはパンチパーマで姿を現しマスコミの注目を集めました。
亜細亜大学の先輩である「パンチ佐藤」さんのトレードマークがパンチパーマだったことを踏まえ、さらに大学時代の監督から「プロの選手になったからには目立った方が良い」ということが動機だったようです。
叙々苑からトングが贈呈された
2019年のシーズン開幕直後のことです。
大学時代に足を運んでいた叙々苑から「トング(苗字の頓宮から)」を贈呈されました。
しかもそのトングには「苗字・背番号」入りの金色だったそうです。
これも大学時代の監督が叙々苑の総務部長とかねてから親交があることが要因になっています。
ちなみに「とんぐう」という名前ですが、発音について
「神宮球場」の「神宮(じんぐう)」の発音で読むのが正しいらしいです。
2019年の実戦が始まって、オリックスの実況で有名な大前一樹さんが
頓宮本人に聞いて確認した情報だそうなので、確実な情報です。
まとめ
今回は、山本由伸と実家がお隣のオリックスバファローズの頓宮裕真選手の紹介記事を書きました。
2018年ドラフトにむけて、個人的にドラフト候補の下調べをした時に「4番キャッチャー」で活躍していた頓宮はドラフト1位で良いのではないかレベルで注目していました。
ですが、当時は「ファースト・DH」としての起用になるのではないかという見方が多いのも事実でした。
僕は捕手として起用してほしいという想いから、伊藤光の背番号を受け継いでも良いくらいに思っていました。
パンチパーマと背番号44から「ブーマー」の応援歌が採用されました。
少々がっかりしたのも確かなのですが1年目の夏くらいに「捕手復帰」を直訴というニュースを見てひっそり喜んだものです。
今は、自打球によるケガで離脱していますが若月を脅かす捕手に成長してほしいと思います。
オリックスバファローズの公式ページへは下のボタンから