今回のオリックスバファローズ、選手紹介は【西村凌】選手です。※以下、敬称略
オリックスファンになりたての方に向けて書いていますが、オリックスファン歴が長いぜという方にも「意外な発見」があったら良いなという想いも持って記事を作りました。




オリックス 選手紹介 西村凌【オリックスファンがオリックスの選手になった】
生年月日:1996年2月21日
出身地:滋賀県湖南市
身長・体重: 178cm 84kg
投球・打席:右投右打
ポジション:外野手
2017年ドラフト5位でオリックスバファローズ入団。
出典元:Youtube BsTV オリックス・バファローズ公式 新人選手入団発表記者会見~5巡目指名 西村 凌選手~ より引用
プロ入り前
西村凌選手がプロ野球選手になるまでを振り返ります。



小学生から野球を始める
三雲小学校時代から軟式野球を始めました。
甲西中学時代では滋賀野州ボーイズに所属しました。
違うチームにはなりますが、中学時代の同級生に奥村展征(現・ヤクルト)がいます。
青森山田高校へ進学
1年秋の東北大会から背番号2で出場し、準決勝の聖光学院戦では9番でスタメン出場しました。
不祥事の為2年の春の大会には出場できませんでした。
夏の大会では出場機会がありませんでした。
2年秋から「主将」「3番」「捕手」でチームを牽引。
秋・春と県大会優勝に貢献しました。
3年、夏の甲子園予選ではベスト4で敗退することになります。
しかし、全試合を通して盗塁を許さずホームランも打ったりと力を見せていました。
強肩捕手としてプロスカウトに注目されましたが、ドラフト指名されることはありませんでした。
※特に広島カープのスカウトからの評価が高かったようです。
富士重工業(SUBARU)へ進む
高校卒業後は富士重工業へ進みます。4年目にチームの名称が変わり「SUBARU」になりました。
1年目から出場を重ねましたがケガもあり2年目までは目立った実績はありません。
捕手として登録されていましたが、同僚に正捕手がいたことや強肩であり俊足でもあったことから外野手や指名打者として試合に出ていました。
2017年ドラフト5位でオリックスバファローズに入団しました。



スカウトのコメントの多さからの推測になりますが、高校卒業後の方が注目されていたように思います。そもそも、高卒のドラフト候補の方が取り上げられやすいというのもあると思います。
オリックスとの契約合意後に「走るにことに自信があるので走攻守の面で、今までにない捕手になりたい」と抱負を述べていました。
プロ入り後
ここからは西村凌選手のプロ1年目(2018年)から振り返ります。
捕手でドラフト指名されるが、外野手として試合出場
捕手登録されていましたが、ウエスタンリーグでの出場は指名打者や外野手で起用されていました。30試合の出場で打率.320を記録してアピールしました。
交流戦の中日戦(5月29日)に途中出場し、プロデビューしました。
第二打席、チャンスで回ってきてヒットを打ちます。初安打・初打点をセンター前ヒットで記録しました。
その後も外野手としての起用が続きました。
高校時代を過ごした青森県で行われたフレッシュオールスターでは捕手として監督推薦で出場。実際には「3番レフト」でスタメン起用されました。
1軍では捕手としての出場はありませんでした。
2軍では29試合が外野・23試合が捕手として試合に出場しました。
1年目のシーズン終了後の秋季キャンプで打力を生かすべく三塁の守備練習にも参加するようになりました。
2年目 外野手登録に
2019年シーズンから外野手登録になっています。サードの守備練習もしながらという感じで、打力を生かすために捕手はしなくなりました。
この年の7月4日のロッテ戦。京セラドームでレフトスタンドへ特大のホームランを打ちます。
本人曰く「生涯イチ」の特大ホームランでした
↓その時の動画がこちら↓
出典元:Youtube パーソル・パ・リーグTV公式 2019年7月4日 オリックス対千葉ロッテ 試合ダイジェスト より引用
ロメロ級の飛距離です
人柄
ここからは野球の成績面以外にも目を向けていきます。



小藪千豊さんの大ファン
この記事の最初に「オリックスファン」であったことが分かっている西村凌選手ですが、他にも吉本新喜劇座長の小藪さんの大ファンでもあります。
小藪さんは2014年からオリックスが京セラドームで試合をする時に毎年1試合は始球式に登場しています。※2018年の時は見に行きました
入団時は捕手だったこともあり「小藪さんの始球式の投球を受ける」という目標を掲げていました。
2018年の小藪さんの始球式が行われる試合前に、小藪さんとのキャッチボールが実現しています。
母子家庭
母子家庭で育っており、子供の頃は母親が防球ネットを張って練習を手伝ったそうです。
中川圭太・宮城大弥などオリックスは「苦労人」が多いように思います。
他球団にもそれなりにいるんだろうとは薄々感づいています。



視力
中学生のころは裸眼で「両目ともに1.5」視力がありました。
高校進学後、急速に低下しました。
SUBARU時代は視力が左右「0.1」で夜盲症にも見舞われたのでコンタクトレンズを使用していました。
※夜盲症・・・暗い所での視力が著しく低下する※
オリックスの入団記者会見の直後2017年12月23日にレーシック手術を受けました。およそ40万円を自己資金から払ったそうです。※契約金などは使わなかったということ※
その結果、裸眼の視力が2.0(左右とも)に向上しました。
野球の時は○○
西村凌選手については小ネタがいくつかあります。
✅お茶・・・普段「爽健美茶」 野球の時「麦茶」
✅利き手・・・普段「左利き」 野球の時「右投右打」
お茶については、なんとなくこの使い分け分かるような気がします。
そして、利き手については「野球の時だけ〇利き」っていう選手多いように思います。
そういえば、2019年高知の秋季キャンプで西村選手からサインもらった時に左手でサインしていたことに驚いたのを思い出しました。
同じオリックスの左澤選手は野球以外は右利きです。
T-岡田選手もサインは右手でしているのを見たことがあります。



まとめ
今回は、オリックスファンからオリックスに入団というある意味「奇跡のルート」をたどった西村凌選手の紹介記事を書きました。
「捕手ならではの強肩」と「捕手には珍しい俊足」でアマチュア時代は注目されましたがチーム事情と打撃の良さから捕手での一軍出場はありません。
それでも、得意の打撃を生かして一軍定着が見えてきつつあります。
この記事を書いている2020年5月末に行われたオリックスの紅白戦では複数試合にまたがっての6打席連続安打と猛アピールをしています。
センターが定まっていないなか、この西村選手も候補の一人に入ってきました。
野球以外でも「お茶」「利き手」「家庭環境」などネタが豊富でした。
日本一少ないと自虐的にも言われるオリックスファンからオリックス入団という奇跡のルートから「オリックス優勝」に導いてほしいと思います。
オリックスバファローズの公式ページへは下のボタンから