今回のオリックスバファローズ、選手紹介は【小林慶祐】選手です。※以下、敬称略
オリックスファンになりたての方に向けて書いていますが、オリックスファン歴が長いぜという方にも「意外な発見」があったら良いなという想いも持って記事を作りました。




オリックス 小林慶祐【高校で公式戦登板は1試合のみ】
生年月日:1992年11月2日
出身地:千葉県佐倉市
身長・体重: 187cm 86kg
投球・打席:右投右打
ポジション:投手
2016年ドラフト5位でオリックスバファローズ入団。
出典元Youtube パーソル・パ・リーグTV公式 2017年9月30日 オリックス対福岡ソフトバンク 試合ダイジェスト より引用
プロ入り前
小林慶祐選手がプロ野球選手になるまでを振り返ります。



高校卒業まで完全に無名の選手
小学校時代から野球を始めました。
八千代松陰高校在籍時まで完全に無名の選手でした。
高校での公式戦登板は3年夏の千葉県大会でのリリーフ登板の1試合のみでした(2イニング)
東京情報大学時代
東京情報大学進学後は2年春からリーグ戦に出場。
2年秋になり登板機会が増え2勝(2完投・1完封)2敗、防御率2.01(8位)の実績を残しました。
完封勝利は5安打で勝利でした。
3年春にはエースとして4期ぶりの優勝を果たしました。リーグ最多5勝を挙げ、ベストナインに選ばれました。
4年時にも9勝(3完投3完封)をあげて千葉県リーグ通算22勝7敗でした。
恐らくレベルのそこまで高くないリーグとはいえ3完封は立派な成績と言えると思います。
日本生命時代
日本生命では1年目から公式戦に出場しました。
秋の選手権5試合中4試合に登板しました。うち1試合は先発しています。
計12イニングで9奪三振1失点の好投を見せました。
2大大会通算4試合で1勝0敗 防御率0.74という成績でした。
大学時代も含めて中盤以降のスタミナが課題となっていました。
2016年ドラフト5位でオリックスバファローズに入団しました。



187センチという長身から投げ下ろす角度、さらにフォークが武器になるということで、広島の永川のようなタイプという見方が多かったです。
プロ入り後
ここからは小林慶祐のプロ1年目(2017年)から振り返ります。
現地観戦だった、あのライナー直撃
1年目(2017年)開幕は二軍で迎えました。
5月13日に一軍初昇格、同じ日に西武戦でプロ入り初登板。
5月31日のヤクルト戦の延長10回に登板。1イニング無失点に抑えると、その裏にチームがサヨナラ勝ちを収めプロ入り初勝利をしました。
その後も中継ぎとして一軍に帯同しました。
そして、迎えた9月30日のソフトバンク戦(香川県から現地観戦に行ってました)
2番手として5回表途中から登板しました。
6回表の先頭打者、高谷が放ったライナーが小林の右目の上付近に直撃し、マウンド付近に倒れ動けなくなりました。
京セラドームの外野フェンスが一部開放されて救急車を直接グラウンド内に入れる措置が取られ約10分後に到着した救急車で病院に搬送されました。※この10分は本当に長く感じました※
診察結果は
右目瞼部上の打撲による裂傷で8針を縫合しました。
ちなみに、この試合は小林が病院に運ばれる時点で2-5で負けていました。
最大4点あった差を8回裏に逆転しています。
「小林の為に勝ってやれよ!!」というおじさんの声援があったのを覚えています。
先発転向も言われた2年目
ライナー直撃のケガは年内には練習を再開できるくらいになっており、翌年2018年を迎えました。
先発転向も考えられる状況でしたが、結局は中継ぎとして2・3年目を終えました。
1年目の時に長身から投げ下ろす角度のあるボールで抑えることが出来ていましたが、2・3年目はなかなか好投することが出来ませんでした。
ライナー直撃から復帰後も投球フォーム(特に投げ終わった後)の変更はしていません。
「今までの形を変えたくなかった」ということをコメントしていたと記憶しています。
★2020年8月28日、阪神タイガースの飯田優也選手とのトレードが発表されました★(2020年9月1日 追記)



人柄
ここからは野球の成績面以外にも目を向けていきます。
ライナー直撃の裏話
ライナーが右目上付近に直撃したこの試合は香川県から現地観戦に行っていました。
もちろん、その瞬間も見ています。
小林に打球が当たって一塁方向へボールが転がっているその時点でオリックスベンチからトレーナーの方が2名、全力疾走で小林の元へ走っていくのを観ました。
プレー続行中でしたが、先頭打者ということで打者ランナーしかいなかったのでプレーそのものに影響はありませんでした。
正直「あ?あたった・・・」くらいの感じで見ていたのですが、トレーナーの全力疾走を見て「相当ヤバいんじゃないのか?」と思いました。
ライナー直撃の裏話②
ライナー直撃の後、小林は取材で
「神聖なマウンドを汚すわけにはいかない」だからマウンドを少し降りたところで倒れていた。
ということを言ったとされていました。
しかし、後日談で小林自身が
「少し手を加えられている」というようなことを秋季キャンプ中の動画で話をしていました。
本当はどんなニュアンスで話したのか気になりますね。
いじられキャラ
2016年入団の選手の中で最年長でしたが、同期入団の選手からいじられキャラとして接してこられているようです。
色々な動画を見る限り、年齢・プロ歴を問わず誰からでもいじられています。
ライナー直撃の話になっても(この話ばっかり・・・)
「目が普通の人より異常に細いから失明しなくて済んだんですよね」と言われてました。
寮の部屋へのいたずらも日常的にされているようです。ストレスを抱えていないのか心配になりました。
まとめ
今回は、高校の時の公式戦登板が1試合(2イニング)のみだった小林慶祐選手の紹介記事を書きました。
少し前に東明大貴選手の記事を書きました。東明選手は高校時代に初戦突破したことがないということを書きましたが、それ以上の実績の無さで驚きました。



記事の大半が2017年9月30日のソフトバンク戦。ライナーが右目上付近に直撃した話関連のものとなりました。
現地観戦でもあったので、色々と克明に覚えています。
オールドルーキーっぽい年齢で入ってきており、今年が4年目。あとがない立場になりつつあります。
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