今回のオリックスバファローズ、選手紹介は【金田和之】選手です。※以下、敬称略
※僕のYouTubeチャンネルから引用しています※
オリックスファンになりたての方に向けて書いていますが、オリックスファン歴が長いぜという方にも「意外な発見」があったら良いなという想いも持って記事を作りました。




オリックス 金田和之【糸井のFA移籍で人的補償でオリックスに入団】
生年月日:1990年9月18日
出身地:鹿児島県曽於市
身長・体重: 184cm 86kg
投球・打席:右投右打
ポジション:投手
2012年ドラフト5位で阪神タイガース入団
2017年FA人的補償でオリックス入団
出典元Youtube BsTV-オリックス・バファローズ公式 12/26(月) 金田和之投手 入団記者会見 より引用
プロ入り前
金田和之選手がプロ野球選手になるまでを振り返ります。



小学3年から野球を始める
中崎翔太(現・広島)選手の生家の近くに実家があります。
財部小学校3年生のときに野球を始めました。
財部中学時代は軟式野球部に所属しました。
都城商業高校時代
宮崎県立都城商業高校に入学後は硬式野球部に所属。
2年の冬から肘をケガしていました。
そのケガの影響もあり春夏とも甲子園の出場は叶いませんでした。
(おそらくプロ入り後)インタビューで「高3の夏」について聞かれた時
「僕の世代の宮崎はすごかった。元ヤクルトの赤川・元西武の中崎雄太・元ソフトバンクの有馬と3人も高卒でプロ入りをして、そのうち2人は1位。僕は夏が終わってしばらく投げていなかったから肘が良くなった」と答えています。
2年夏の県大会準優勝が最高成績となっています。
大阪学院大学時代
大学進学後、2年春からリーグ戦に出場しています。
2年秋には先発2番手のポジションでした。大阪経済大学を相手に13奪三振1失点の完投で初勝利を収めました。
以降先発に定着し、3年秋からエースを務めました。
通算で16勝(16完投9完封)を挙げています。
※9完封ってヤバイですよね
3年春に5勝(2完封)をマークし、チームを2位に押し上げ最優秀投手賞を獲得しました。
同年秋には、リーグ最多投球回などでベストナインに輝きました。
4年春から秋にかけては、リーグ記録にあと1と迫る6試合連続完封勝利を記録しました。
秋の開幕戦でプロスカウトが10球団が集結し、その前で1安打完封の好投を披露しました。
プロ相手には4年春の阪神との交流戦に先発し、5回1失点(自責点0)の好投でした。阪神のスカウトから球質を評価する声が挙がっていました。
2012年ドラフト5位で阪神タイガース入団しました
2017年FAの人的補償でオリックスバファローズに入団しました。



プロ入り後
ここからは金田和之のプロ1年目(2013年)から振り返ります。
阪神時代
ルーキーの年(2013年)は前年に痛めた右肩のリハビリと並行させながら、春季キャンプ前の新人合同自主トレからスローペースでの調整となりました。
その影響で公式戦の開幕を二軍で迎えました。
7月19日のフレッシュオールスターではウエスタンリーグ3番手として4回表に登板。三者凡退に抑えました。
8月15日に初めて一軍登録されました。
登板がないまま登録を抹消されました。二軍の出来事で、9月3日は急遽先発を任されました。これは、当初先発予定だった白仁田が急遽一軍の先発になったための措置でした。
その試合は2回裏に降雨ノーゲームとなりました。
2014年は一軍で中継ぎとして多く起用されました。
40試合 5勝1敗 防御率3.61という成績でした。
2015年、前年の活躍を背景に一軍の先発として期待されました。
シーズン当初は先発として8試合に登板しましたが、防御率5.19という結果で奮いませんでした。
5月4日に登録抹消され、年間で10試合の登板にとどまりました。
2016年
一軍での3試合目の登板の時に打者3人に対して四球を出して、1アウトも取れないまま降板しました。
この年に監督になった金本から
「淡々と投げてベンチでも淡々と座っているので、どういう気持ちで何を考えているのかさっぱり分からない。伝わってくるものが何もない」という表現で金田の姿勢を問題視していました。
この年は一軍で1勝をあげましたが、登板は6試合にとどまりました。
この年のオフにオリックスからFAで入団した糸井の人的補償でオリックスに入団することとなりました。
オリックス時代
2017年、オリックス1年目の春季キャンプ。
実戦形式など実戦で結果を残していました。首脳陣からも一定の評価を受けていましたが、オープン戦期間中に審判から「今のフォームならボークになってしまう」ということを言われました。
福良監督は当時、セリーグでは何も言われなくてキャンプ期間中も何も言われなかった。それを今になって何故注意されないといけないのか。と不満を露わにしていました。
しかし、審判に言われればフォームを変更しないといけません。
これを言われるまでは本当にかなり良い内容・結果でした。フォーム変更後思うように結果を残せなくなりました。
長年、OKとされていたフォームの突然の変更。しかも審判に言われてのことなので、気の毒以外の言葉が見つかりませんでした。
2017年8月22日、ほっともっと神戸で行われた日ハム戦。
先発だった西がライナーを左手首に直撃したことで、2回表から金田が急遽登板しました。
3イニングを投げた末、パ・リーグ初勝利をあげました。
34試合 4勝1敗2ホールド 防御率4・15
2018年は10試合に登板しましたが、防御率7.30と奮わなかったです。
2019年は5月中旬に右手を負傷。9月に実戦復帰しました。
2軍ではありますが、18試合(15回2/3)に登板し自責点0
1勝0敗2セーブという成績でした。



人柄
ここからは野球の成績面以外にも目を向けていきます。
ぶっちゃけ金本監督の言ってたことは納得
阪神タイガース在籍時、金本監督から「何を考えているのかさっぱり分からない。気持ちが伝わってこない」ということを言われています。
この記事を作るときに知ったことなんですが、そう言いたくなる気持ちはよく分かります。
良くも悪くも金田といえば「淡々と」投げる姿を思い浮かべます。
2020年選手名鑑では「一人では何も出来ないけど、一人が好き」で追い込まれないと行動しないタイプ。
とあります。
立場的に「追い込まれている」という感じではありますので2020年どんな投球をするのか楽しみです。
まとめ
今回は、2017年FAの人的補償で阪神からオリックスに入団した金田和之選手の紹介記事を書きました。
オリックス公式ガイドブック2020では選手間アンケートで「ビビりNo1」にぶっちぎりの1位で輝いています。
びびり特集動画が作られていた。挨拶しただけでビビる
とコメントされています。
記事中に2回出てきましたが「淡々と投げる」ので何も伝わらない感じがありますが、150キロを超えるストレートに落差のあるフォーク。持っているボール自体は凄いです(プロは大体そうですが)
2017年オープン戦の時のフォーム変更を言われたのが本当に悔やまれます。
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