今回のオリックスバファローズ、選手紹介は【ヒギンス】選手です。※以下、敬称略
※僕のYouTubeチャンネルから引用しています※
オリックスファンになりたての方に向けて書いていますが、オリックスファン歴が長いぜという方にも「意外な発見」があったら良いなという想いも持って記事を作りました。




オリックス ヒギンス 【衝撃のデビュー戦はヒギンスの14球と呼ばれた】
生年月日:1991年4月22日
国籍:アメリカ
身長・体重: 190cm 97kg
投球・打席:右投右打
ポジション:投手
2020年オリックスバファローズ入団。
出典元Youtube パーソル・パ・リーグTV公式 ヒギンス『ほぼ3つの球種』で抑えてしまう。《THE FEATURE PLAYER》 より引用
日本に来る前
ヒギンス選手が日本に来るまでを振り返ります。



プロ入り前
ミシガン州のマウント・プレザント高等学校に在学中に2009年MLBドラフト47巡目(全体1414位)で指名を受けました。
しかし、この時はプロ入りはしませんでした。
同州のランシング・コミュニティ・カレッジに進学しました。
同大学在学中の2011年のMLBドラフトでフロリダ・マーリンズから23巡目(全体703位)で指名を受けてプロ入りをしました。
アメリカマイナー時代
2011年、マーリンズ傘下のルーキー級「ガルフ・コーストリーグ・マーリンズ」からプロとしての道を歩み始めました。
2017年までの在籍で徐々にクラスを上げ、2Aジャクソンビル・ジャンボシュリンプ(AA ダブルエー)まで昇格しました。
2018年にシアトル・マリナーズ傘下へ移籍しました。
3Aのタコマ・レイニアーズで28試合に登板し1勝1敗3セーブ、防御率2.83を記録しました。
2019年はサンディエゴ・パドレス傘下でA+から3Aまで3つのカテゴリを渡り歩きました。
2019年12月23日にオリックスバファローズが同じく3Aエルパソ所属のアデルリン・ロドリゲスと同時にヒギンスの獲得を発表しました。
2020年オリックスバファローズに入団しました。



日本でのデビューは圧巻の投球
ここからはヒギンスの日本1年目(2020年)から振り返ります。
圧巻だった「ヒギンスの14球」
2020年日本で迎えたシーズン。
開幕は2軍スタートでした。
開幕からほぼ1週間後(6月26日)のロッテ戦。前日の試合は先発の山岡が3球で降板したあの試合です。
その山岡の代わりに急遽一軍に招集されました。
6月27日に日本デビューを果たします。
9回裏 0-0の同点の場面でした。
申告敬遠で無死満塁の場面での投球が後に一部で「ヒギンスの14球」と呼ばれる圧巻のデビューとなりました。
中村奨吾 セカンドフライ
鳥谷敬 見逃し三振
角中勝也 空振り三振
デビュー戦で来日初ホールドを記録しました。
※この時の投球を見ていた二軍の選手たちが、大歓声を上げるという動画が拡散されました。※
以降、着実に信頼を積み重ね「8回の男」を任せられています。



人柄
ここからは野球の成績面以外にも目を向けていきます。
いかに緊急招集だったのか
1軍登録は前日の山岡のアクシデントもあり急なものでした。
6月27日は本来、二軍で登板予定でしたので大阪にいました。
前日(26日)の22時45分に一軍召集の連絡がありました。
翌日、単身で千葉に行くことになります。
東海道新幹線で東京駅まで向かい、そこからタクシーを利用して14時開始のデーゲームに間に合わせたようです。
来日一年目で単身で大阪から千葉まで。
日本人でも心細いのに、よくやりましたね。しかも「ヒギンスの14球」があるのですから。
日本の文化をすぐに把握
・シャワーは裸足で浴びる
・チップはいらない
などの日本の流儀はすぐに把握したようです。
日本の野球についても、パドレスOBでもあり中日ドラゴンズからパドレス3Aへ派遣コーチを務める大塚晶文から詳しく聞いていたそうです。
入団会見では「ここにいるのは大塚さんのおかげ」と感謝の弁を述べています。
まとめ
今回は、2020年からオリックスバファローズでプレーしているタイラー・ヒギンス選手の紹介記事を書きました。
アメリカではメジャーの経験は有りません。しかし、オリックスに入団し2020年8月現在「8回の男」という地位を完全に確立しています。
開幕直後は不安定でしたが、ディクソンの復調もあり
「ヒギンス⇒ディクソン」のリレーは安定感が日々増している状況です。
オリックスに入団が発表された直後の2019年のクリスマスに婚約⇒2020年3月に結婚していたことを2020年7月11日の来日初勝利に際して公表しています。
個人的に思っていたこと
・速球派
・リリーフ
・背番号52
・オープン戦までほぼ完ぺきな内容
オリックスファンのある意味忘れてはならない助っ人「エリック・コーディエ」の再来かと恐れていました。
しかし、ヒギンスは良い意味で期待を裏切ってくれました。
シーズンが始まってから、むしろシーズン開幕後の方が良い投球を見せてくれています。
コーディエと違って変化球でもストライクが取れており、決め球にも出来ているのが活躍の要因だと思います。
※ツイッターで知ったのですが、コーディエは今指導者となりチームを優勝に導いたそうです。※
【ヒギンス・ディクソン】の男前コンビで試合の終盤を抑え続けてくれることを期待しています。
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