今回のオリックスバファローズ、選手紹介は【福田周平】選手です。※以下、敬称略
福田周平選手の打席に入るまでのルーティーンを現地で撮影しています。
※僕のYouTubeチャンネルから引用しています※
オリックスファンになりたての方に向けて書いていますが、オリックスファン歴が長いぜという方にも「意外な発見」があったら良いなという想いも持って記事を作りました。




オリックス 選手紹介 福田周平【野球界のエリート街道を歩んだ男】
生年月日:1992年8月8日
出身地:大阪府阪南市
身長・体重: 167cm 69kg
投球・打席:右投左打
ポジション:セカンド
2017年ドラフト3位でオリックスバファローズ入団。
出典元:Youtube パ・リーグTV B福田 走攻守+気迫でチームを牽引《THE FEATURE PLAYER》より引用
プロ入り前
福田周平選手がプロ野球になるまでを振り返ります。



7歳から野球を始める
兄の影響で上荘ドラゴンズで軟式野球を始めました。
小学校5年の春、センバツ甲子園の決勝を観に行きました。その時に広陵高校の優勝を目の当たりにして同校でのプレーを希望するようになりました。
僕は甲子園に高校野球を観に行ったことはありませんが、阪神VS巨人を観に行ったことがあります。
初の甲子園でしたが「ここでプレーしたい」と思わせるには充分な迫力がありました。プロ野球には無いものが高校野球にはあるということで、当時の福田少年に与えた衝撃はかなりのものだったと想像できます。
大阪にある「阪南市立鳥取中学」を卒業したあとは広島県の広陵高校に進学しました。
※大阪に鳥取中学があるんですね・・・※
広陵高校でセンバツ準優勝
広陵高校では2年秋から主将に就任しました。3年時に「1番セカンド」として春夏ともに甲子園に出場を果たします。
3年夏の甲子園では、当時スプリットの使い手として取り上げられた「歳内宏明」がエースとして君臨する聖光学院に1-0で初戦敗退しました。
広陵高校はプロ野球選を多数輩出していますが
福田の在学時は同級生に「有原航平」1つ後輩に「上原健太」がいました。
明治大学へ進学
明治大学では2年時の東京六大学春季リーグでセカンドとして全試合出場を果たしました。
打率.321の好成績でベストナインに選ばれました。
3年の秋季リーグではショートとして打率.362、6盗塁でベストナイン獲得。
3年・4年時に秋季リーグ優勝と明治神宮野球大会で準優勝を経験しました。
76試合 264打数76安打 打率.288 1本塁打 18打点 22盗塁
大学の同級生には「糸原健斗」がいました。この時もチームメイトにプロ野球選手がいます。
NTT東日本
社会人1年目からショートとしてレギュラーに定着しました。
2年目の都市対抗では「11打数6安打7打点」という大爆発的な好成績を残しましたが、ドラフト指名はされませんでした。
3年目には都市対抗大会でチームの優勝に貢献
20打数11安打というこれまた凄まじい成績を残して「橋戸賞」を受賞しました。
※橋戸賞・・・社会人野球のMVP
日本代表としてアジア野球選手権大会にも出場しました。
2017年のドラフト3巡目でオリックスに入団しました。
この時のドラフト中継を見ていましたが、「この選手が3巡目で取れるとは・・・」と解説者が驚いていたのを覚えています。



プロ入り後
ここからは福田周平のプロ一年目(2018年)から振り返ります。
春季キャンプ一軍スタートも、オープン戦不調
春季キャンプから一軍として過ごしました。しかし、オープン戦が不調で開幕一軍入りは果たせませんでした。
開幕戦から起用されていた同期の山足達也の故障をきっかけに一軍登録されて少しずつ起用されていきます。
デビュー戦は2018年4月8日「2番ショート」でした。
前半戦は右打者の大城と併用されていました。



後半戦からは1番or2番セカンドとしてレギュラーに定着しました。
113試合 打率264 1本塁打 15打点 16盗塁
この年の秋季キャンプ中に西村監督から「キャプテン」に指名されました。
入団二年目の選手がキャプテンを務めるのは日本球界全体で見ても異例の早さでした。
異例の早さでしたが、違和感みたいなものは無かったです。もはや、適任でよく指名してくれたとすら思っていました。
2年目は1番セカンドで開幕スタメンを勝ち取りました。
開幕カードで2試合連続猛打賞を記録して良いスタートを切りました。
5月に19打席ノーヒットなど不振になり交流戦の序盤には二軍降格しました。
交流戦中に再び1軍復帰しました。
そこからの活躍は頼りになるものでした。
2リーグ制以降では初となる「1イニング4三塁打」の一員になったり
初回先頭打者の1安打のみで勝った「超スミ1勝利」の唯一のヒットを打ったり
頭部への死球で出塁後、初球を盗塁したり・・・
印象に残る試合やシーンに出てくる活躍を見せました。
福田選手と言えば「左投手の方が打っている左打者」という特徴があります。
オリックスはチームとして相手が左投手の時は右打者をスタメンに並べるということがよく言われます。
しかし、福田選手は左投手が先発でもスタメン(上位打線で)の時が多いです。
終盤に相手チームがワンポイントとして福田に左投手をぶつけてきたとき内心で「チャンス」と思っているオリックスファンの人、結構多いと思っています。



人柄
ここからは野球の成績面以外にも目を向けていきます。
ヘッドスライディングを自粛
50m 5.9秒の俊足を誇り、セーフティバントを試みることが多いです。それもあってか1塁へヘッドスライディングをよくしていました。
しかし、ヘッドスライディングが原因で故障したことを機に控えるようになっています。
気迫を前面に出してプレーするのでヘッドスライディングをするとチームやお客さんも活気づくので良かったのですが、ケガの防止を優先しています。
ベストパフォーマンスを発揮するために
ベストパフォーマンスを発揮できるように
「全力の70~80%」でプレーすることを心がけています。
この考えは社会人時代からのものらしいです。
ずっと集中するのは難しい。明治大学時代のメンタルトレーナーの教えを受けてこの考えに至ったようです。
大学にメンタルトレーナーがいるということに驚きました。
福田選手の言葉を借りると「70~80%の全力」となります。
翌日に疲れを残さないために、十分な量の食事と長時間の睡眠をとるようにも努めています。
プロ野球選手としての意識
がとても高い選手であるような印象を持っています。
まとめ
今回は、プロ入り2年目でキャプテンをつとめた福田周平選手の紹介記事を書いてきました。
高校・大学・社会人と野球界でいうエリート街道を歩んできています。そして、結果も残しておりチームとしても各世代で優勝や準優勝を経験しています。
優勝から一番遠ざかっているチームとして有名になってしまっているオリックスでも優勝に導いてほしいなと思います。
球歴としては「野球エリート」かもしれませんが、選手個人の見えない部分での努力は僕たちのような一般市民には知られざるところです。
小柄な体格をハンデにしないための努力はすごいものがあるはずです。
小柄で俊足の左打ちということですが「しっかり振り切る」というのを意識しているということで、1年目の時から長打力を見せていました。
「しっかり振り切る」ことをイメージしているというのもあり、ホームランを打った時も「まさか福田がホームラン?」という驚きよりも「他チームのファンは驚いているんだろうな」という謎の勝ち誇った気分で見ていました。
2019年は「やる気MAXオリックス」のヒーローインタビューでのパフォーマンスを安達から拝借する格好でやっていましたが、あれはオリックスファンの中で好評なので福田にはこれからも続けてほしいと思います。



オリックスバファローズの公式ページへは下のボタンから