今回、紹介する選手は【安達了一】選手です。※以下、敬称略
※僕のYouTubeチャンネルから引用しています※
この選手も、僕と同じく1987年世代の選手です。オリックスバファローズには1987年世代の選手がチームの中心として活躍しているので応援のしがいがあります。
近年、ゴールデングラブ賞は「イメージ投票だ」と揶揄される一面を見せています。
「ちゃんとみたら、安達の守備はゴールデングラブ賞に匹敵する」というコメントも見るくらい守備の安定感は光るものがあります。

オリックス 選手紹介 安達了一【難病と闘うチームリーダー】
生年月日:1988年2月9日
出身地:群馬県高崎市
身長・体重: 179cm 78kg
投球・打席:右投右打
ポジション:ショート
2011年ドラフト1位でオリックスバファローズ入団。



プロ入り前まで
小学生のころは野球チームには所属せずにソフトボールをしていました。
中学に入学して野球部に入りますが、主に捕手と外野手ということで今のイメージとは違います。
山本由伸投手も小学校時代に捕手をしていたということで、共通点があります。プロ野球選手を表す言葉として「4番でエースばかりが集まる」と言われますが、それとは少し違うなと思いますね。
群馬県立榛名(はるな)高等学校に進学。
1年生のころからサードでレギュラー。2年の秋から主将になりショートを守るようになりました。
今となっては、年間の目標に盗塁数を掲げることが多いですが高校時代は盗塁をしていなかったそうです。
高校卒業後は上武大学に進学。
MVPやベストナインを受賞したり、4年の春は三冠王に輝きました。
大学日本代表合宿にも招集されますが、ドラフトでの指名はありませんでした。
大学卒業後は東芝へ進みます。
1年目からショートでレギュラーに定着しました。1年目から活躍を見せ新人賞にあたる若獅子賞を受賞しました。
後にチームメイトとなる海田智行と対戦し3打数無安打に抑えられたその日ドームから宿舎に戻るバスの中でドラフト指名されたという事をチームメイトから知らされました。
背番号は東芝時代と同じ3
2016年 潰瘍性大腸炎で緊急入院
プロ入り1年目(2012年)後半から一軍での試合出場が増えてきて50試合に出場。
当時レギュラーだった大引啓次が腰痛を抱えていたのもあり先発出場することも増えてきました。
しかし、悪送球や走塁で一塁へ帰塁する際に二塁ベースを踏み忘れるなどミスが目立っていました。
9月後半から活躍し猛打賞やチームのシーズン最終打点を記録した。
2年目の2013年からはスタメン出場も増えてきており、少しずつステップアップしていたが
2016年自主トレ期間に驚きのニュース
2016年1月23日、オリックスファンに衝撃のニュースが入ってきました。
潰瘍性大腸炎で緊急入院
国指定の難病ということで「このまま引退もあるのか・・・」と悪い想像をしたファンも少なくないと思います。※僕は想像しました
同じ年の春季キャンプ中の2月10日退院。
キャンプには合流せず、リハビリに専念しました。
4月12日、京セラドームでの試合で一軍復帰しました。
偶然、この試合は四国から現地観戦に行っていました。
スタメン発表で「安達了一」の名前があった時のスタジアムの歓声は今でも覚えています。
第一打席目、いきなりのクリーンヒット
近くにいたファンが「安達~やっぱりあんたが必要や~」と関西弁全開で声を張り上げていました。※この試合は、チームとしては見せ場なく完敗でした※
その試合からは、これまで通りショートのレギュラーとして試合出場を続けました。7月には自信初めてとなる月間MVPを受賞しました。
この年(2016年)はオリックスバファローズは「完全最下位」として全くと言って良いほど前向きになれるところがありませんでした。
そんな中、安達が復帰して試合出場を続けた。しかも月間MVPも獲得したと少ない光となっていました。



チームの柱としての活躍
目に見えやすい打撃成績では正直言うと「完全な脇役」タイプです。
しかし、ここ数年は特に「チームの柱」という表現をされています。
その理由は年齢・在籍年数という面から見ても上から数えた方が早いというのもあります。
安達本人もそのように話をしているのをよく聞きます。
しかし、それだけではないです。投手陣が口を揃えて言っています
「ピンチの時だけでなく、頻繁にマウンドに声をかけに来てくれる」
地方のオリックスファンとしては、試合のほとんどをテレビ中継です。
それでも分かります。安達がマウンドに行っている姿を再々見ます。
あの何気ない行動が、投手に与える好影響は計り知れないものです。
オリックスバファローズは年齢・プロ年数の両方を見ても若い選手が多いので安達のような動きが出来る選手はとても貴重です。
守備へのこだわり
堅実な守備
そういう意見(イメージ)が多いです。
西武の源田選手が「安達選手を見本にしている」というように守備面でお手本にしている選手が多いのも安達の特徴です。
ゴールデングラブ賞は派手なプレーをする選手が選ばれがち(※個人的見解)ですので受賞したことはありませんが、安達の堅実で良い意味で派手さの無い守備は見ているファンにも安心感を与えてくれます。
だから、2019年開幕当初に守備のミスが頻発した時は
「どうしたんだ?どこか体調が優れないのか??」と別の所に理由を見つけたいと自然と思っていた自分がいました。
「野球を長く続けたい」というより「ショートを守れなくなったら引退しようかなと思う」
周囲の人からはショート以外も守るようにした方が良いと言われたそうですが、上記のように入団後のインタビューで答えています。
ショートへのこだわりの強さが分かりますね。
出典元:Youtube パーソルパ・リーグTV公式《THE FEATURE PLAYER》Bs安達 今年こそ そのグラブは黄金色に輝く!? より引用
やる気 MAX!オリックス!!
2019年ヒーローインタビューで安達選手が言い出したのが
やる気 MAX!オリックス!!
京セラドームやほっともっとフィールド神戸でイニング間にORIXのCMが流れます。
そこで、イチローがキャッチフレーズの案として「これでどうでしょう?」
と出すのが「やる気 MAX!ORIX!!」でした。
個人的には、2019年オリックス流行語大賞です。
球団もすぐにグッズ作成に取り掛かりました。
安達選手が言い始めてから福田選手(2019年キャプテン)も言い始めました。
安達・福田両選手が「やる気 MAX!」と言って
スタジアムの観客が「オリックス―!!」というやりとりは好評で、盛り上がりました。
今のところ、僕の現地観戦時にその場面に遭遇したことがないのが残念です。
・オリックスの勝利
・安達、福田のどちらかがヒーロー
という条件が重ならないと出来ません。
年間キャッチフレーズを言うというのは、ありますが
いっそのこと「やる気 MAX! ORIX!!」をキャッチフレーズにして勝利するたびにお客さんと叫ぶようにすれば良いのにと思っています。



まとめ
オリックスバファローズのチームの柱である「安達了一」選手の紹介記事を書いてきました。
潰瘍性大腸炎の影響で試合を休んだり、途中でベンチに下がったりしています。
上手に付き合っていかないといけないと安達選手自身話しています。
年を経るごとに、病気の影響を感じさせないような印象が強くなってきました。
打撃部門では現状「完全な脇役」タイプで8番くらいで出場することが多いですので「もう少し打てよ!」と言いたくなる時はあります。しかし、盗塁や進塁打など数字として見えにくい部分でチームへ好影響を与えている選手と言えます。
2019年から3年契約を結んでくれていますのでチーム愛も感じられます。
あと、安達選手の「応援歌」これは必見です。
応援団としてもかなり力を入れて作ったのではないかと思う大作になっています。
安達選手の応援歌で初めて知った言葉がいくつも出てきています。
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