スマホを落としただけなのに~戦慄するメガロポリス~ 感想 著:志駕晃
スマホを落としただけなのにシリーズの3作目。
この記事を執筆している2020年2月後半になると2作目の映画公開があります。
この本が発売されているとは知らずに、本屋さんをウロウロしていた時に見つけて購入しました。
このシリーズらしく、色々な人が怪しく見えつつも「天才ハッカー 浦井光治」の不気味さもしっかりと際立っており面白かったです。

内容
OLの粟野有希はいつもランチを食べている公園のベンチの下でスマホを拾う。
無事落とし主に返すことができたのだが、それをきっかけに身の回りで不気味なことが起こり始める。
刑事の桐野は東京オリンピックの開催に合わせたサイバーテロに備えるため、内閣サイバー世キュリーセンターに出向することとなっていた。しかし、センタ―内にスパイがいるという手紙が届く。
そのころ、浦井光治(現在脱獄中の天才ハッカー)は北朝鮮にいた。東京オリンピックでのサイバーテロに向けて動き始めていた・・・
現実社会とマッチした展開
この本の中には実際にどこかで聞いたことのある名前や出来事が出てきます。
例えば・・・
内閣の五輪担当大臣がサイバーセキュリティ戦略本部担当大臣も兼ねている。しかし、USBメモリーを知らなかったり、パソコンの知識が恐ろしく無い。しかも名前が桜庭さん
というものです。完全に桜庭大臣をイメージしてこの話を読むことになると思います。
ラストは怒涛の展開で一気読み
全体を通して「読みやすい」本作だと思いますが、特にラストは怒涛の展開で一気に結末まで読めると思います。
最後の方は色々な事実が明かされて「点が線につながる」感覚を味わえると思います。
まとめ
2020年2月末ごろには「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の映画が公開されます。
1作目も映画かされ見ていますが、このシリーズは映画になっても楽しめると思います。
3作目になり「戦慄のメガロポリス」でも映画になれば面白いと思いますし、映画になると思っています。
この本については、序盤につながりそうでつながらない話が最後に一気に一つに繋がるのでそこを楽しみに読んでもらえたらと思います。